一人暮らしの初期費用の内訳は?大学生は平均約62万円、地域別に計算

大学生が引っ越しの荷物や部屋の家具を前に、一人暮らしの初期費用を考えるイラスト 大学生の節約

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「一人暮らしを始めるのに、全部でいくら用意すればいいの?」「家賃の5か月分と聞くけど、何にいくらかかるのかわからない」と悩んでいませんか。

結論から言うと、全国大学生協連の2026年度の調査では、下宿生の初期費用は4つの費目を足すと平均619,470円でした。いちばん大きいのは部屋の契約金ではなく、家具・家電などの「新生活用品」の329,570円です。

この記事でわかることは次の3つです。

  • 大学生の一人暮らしの初期費用の内訳と、地域別の総額
  • 部屋の契約で払うお金(敷金・礼金・仲介手数料など)の中身と、法律で決まっている上限
  • 初期費用を減らすために、どこから見直せばよいか

大学生の一人暮らしの初期費用はいくら?内訳は?

交通・宿泊費、入居費用、引越費用、新生活用品の4つの費目を並べたイラスト

新入生の下宿生の場合、部屋探しから家具の購入までで平均約62万円です。全国大学生協連が2026年4月入学の新入生の保護者55,076名に聞いた調査の数字です。

調査では、初期費用が次の4つに分けられています。それぞれの平均を足すと、合計は619,470円になります。

費目平均(下宿生)含まれるもの
お部屋探し交通・宿泊費43,390円受験日以外の部屋探しの交通費・宿泊費
入居費用206,680円礼金・敷金・前家賃・仲介手数料など
引越費用39,830円引っ越し代(レンタカー代・ガソリン代も含む)
新生活用品329,570円寝具・家具・家電・自炊用品・ネット契約・携帯電話・自転車など
合計619,470円4つの費目の平均を足した額

出典は全国大学生協連「2026年度保護者に聞く新入生調査」(2026年7月31日公表)です。合計は、この記事で4つの平均を足して計算しました。同じ調査で、下宿生の1か月の家賃(部屋代・管理費を含む)の平均は56,880円でした。

下宿生の初期費用の平均を、新生活用品・入居費用・部屋探し・引越費用の4つで比べた棒グラフ

注意したいのは、新生活用品が入居費用より約12万円多いことです。新生活用品の329,570円は前年より増え、調査では過去10年間で最も高い額でした。「家賃の○か月分」だけで予算を立てると、家具・家電の分が足りなくなりやすいです。

引っ越し代は、時期と業者でかなり変わります。複数の業者の見積もりを比べたい人は、一括見積もりサイトを使うと手間が減ります。見積もりは無料で、申し込むかどうかは比べたあとで決められます。

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地域によって初期費用はどれくらい違う?

同じ調査の地域別の数字では、東京・埼玉・千葉・神奈川の総額が689,990円で最も高くなります。差が大きいのは入居費用で、新生活用品はどの地域も約31万〜35万円でした。

地域4費目の合計入居費用1か月の家賃入居費用は家賃の何か月分か
北海道587,460円137,360円54,200円約2.5か月分
東北576,770円167,240円52,410円約3.2か月分
東京・埼玉・千葉・神奈川689,990円278,120円71,260円約3.9か月分
北関東・甲信越569,770円187,680円50,570円約3.7か月分
東海601,430円198,590円55,410円約3.6か月分
北陸628,980円218,410円53,440円約4.1か月分
京都・滋賀・奈良676,400円240,580円62,170円約3.9か月分
大阪・兵庫・和歌山663,470円245,050円61,730円約4.0か月分
中国・四国597,180円189,810円50,120円約3.8か月分
九州・沖縄593,490円185,350円52,450円約3.5か月分
全国619,470円206,680円56,880円約3.6か月分

合計と「何か月分か」は、調査の各地域の平均からこの記事で計算しました。平均どうしを割った目安なので、一人ひとりの契約の中身とは一致しません。

部屋の契約金は、家賃の約2.5〜4.1か月分の幅に入っています。家賃が決まったら、まず「家賃×4か月分」を入居費用の上限の目安にしましょう。そこに新生活用品の約33万円を足すと、予算の見当がつきます。

入居費用(契約金)には何が含まれる?

大学生が賃貸契約で払う費用の見積書を確かめるイラスト

入居費用は、部屋を借りる契約のときに不動産会社や大家さんに払うお金です。主なものは次のとおりで、どれをいくら払うかは物件ごとの契約で決まります。

  • 敷金: 家賃の滞納や修理代に備えて預けるお金です。退去時に、差し引かれた残りが戻ります。
  • 礼金: 大家さんに払うお金で、戻りません。
  • 仲介手数料: 部屋を紹介した不動産会社に払う手数料です。上限が国の告示で決まっています。
  • 前家賃: 入居する月(日割り)や翌月の家賃を、契約時に先に払うものです。
  • そのほか: 火災保険料・鍵の交換費用・家賃保証会社の保証料などがかかる物件もあります。

「そのほか」の費用は、物件によってあるかないかも金額も変わります。申し込む前に、見積書(初期費用の明細)をもらって1行ずつ確かめると安心です。

家賃5万円なら契約金はいくら?

例として、家賃5万円・敷金1か月・礼金1か月・前家賃1か月分の部屋で計算すると、次のようになります。火災保険料などの「そのほか」は物件で変わるため、ここには入れていません。

項目仲介手数料が0.55か月分の場合仲介手数料が1.1か月分の場合
敷金(1か月)50,000円50,000円
礼金(1か月)50,000円50,000円
仲介手数料(税込)27,500円55,000円
前家賃(1か月)50,000円50,000円
合計177,500円205,000円

敷金・礼金・前家賃の月数は、この記事で置いた仮の条件です。礼金なしや敷金なしの物件なら、その分だけ下がります。

仲介手数料はいくらまで?家賃の1か月分は払うもの?

居住用の部屋なら、借りる人が払う仲介手数料は、原則として家賃の0.55か月分(税込)までです。1.1か月分(税込)まで払うのは、仲介を頼むときに借りる人が承諾した場合に限られます。

国土交通省の告示では、貸主と借主から受け取る合計が家賃の1か月分(税抜)以内です。そのうえで、居住用の部屋は、依頼を受けるときに承諾を得た場合を除き、一方から家賃の半月分(税抜)までと決まっています。

家賃承諾なしの上限(0.55か月分)承諾ありの上限(1.1か月分)差額
4万円22,000円44,000円22,000円
5万円27,500円55,000円27,500円
6万円33,000円66,000円33,000円
7万円38,500円77,000円38,500円

上限は、国土交通省の「1ヶ月分の賃料×0.55倍」「×1.1倍」(いずれも税込)からこの記事で計算しました。

見積書に「仲介手数料1.1か月分」とあれば、申し込みの書類などで承諾を求められていないか確かめましょう。家賃7万円なら、上限の差は38,500円になります。

敷金は退去するときに戻ってくる?

敷金は、未払いの家賃や、借りた人が負担する修理代を差し引いた残りが戻ります。民法第622条の2で、部屋を明け渡したときに残りを返すと決まっています。

普通に暮らしていてできた傷みや、年月がたってできた変化は、原状回復の対象外です(民法第621条)。どこまでを借りた人が負担するかの目安は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」にまとまっています。

ただし、契約書に特約(クリーニング代を借りた人が払うなど)が書かれていることがあります。契約前に、退去時の費用の条項を読んでおくと、あとで慌てずに済みます。

一人暮らしの初期費用を安くするには?

大学生が新生活用品の買う物と予算をリストで見直すイラスト

金額が大きい順に、新生活用品・入居費用・引越費用の3つを見直すと効果が出やすいです。

  1. 新生活用品は「入居後に買う」ものを分ける: 平均329,570円には、ネット契約・携帯電話・入学式の服も入っています。初日に要る寝具・カーテン・照明などを先に買いましょう。ほかは暮らしてから決めると、使わない物を買わずに済みます。
  2. 契約金は見積書の項目ごとに確かめる: 礼金なしの物件を選ぶと、その分が下がります。仲介手数料が0.55か月分を超えていないかも確かめましょう。前家賃の日割りは、入居日で変わります。
  3. 引っ越しは時期と見積もりで下げる: 3月下旬〜4月上旬は料金が上がりやすい時期です。具体的なやり方は引っ越し費用を安くする方法は?日程・荷物・見積もりの6つのコツで解説しています。

入居後の毎月の固定費も、最初の契約で決まります。ネット回線は、工事が要らないホームルーターなら入居日から使いやすいです。比べ方は大学生の一人暮らしにおすすめの工事不要wifiにまとめています。電気・ガスの申し込み時期は一人暮らしの電気・ガスの契約はいつ?で確認できます。

関連記事:大学生のスマホ代の平均は月いくら?下宿生4,315円と自分の料金を比べる

入居時の予算とあわせてネット代の支払いも見通したい人は、大学4年間のネット代の総額を比較|光回線とホームルーターで約4万円差で在学中の総額を確認できます。

この記事の数字を使うときの注意点は?

調査の数字は、回答した保護者の平均です。家具を実家から持っていくか、どの部屋を選ぶかで金額は変わるため、自分の見積もりとは別物と考えてください。

また、この調査は費目の分け方を2025年から一部変えています。2024年以前の数字と比べるときは、単純に比べられない点に注意が必要です。

こんな人におすすめの考え方

  • 予算を早く決めたい人: 全国平均の約62万円を出発点にし、地域の表で上下させる
  • 家賃がもう決まっている人: 家賃×4か月分+新生活用品約33万円+引越費用で見積もる
  • 首都圏・関西で探す人: 入居費用が全国平均より約3万〜7万円高い前提で準備する

この記事が向かない人

  • 大学の寮や学生会館に入る人: 入居金や費用の決まり方が普通の賃貸と違うため、寮の案内を確認してください。
  • 物件がもう決まっている人: 平均より、不動産会社の見積書の金額が正確です。

よくある質問

初期費用はいつまでに用意すればいい?

入居費用の支払い期限は、物件ごとに不動産会社から示されます。申し込む前に期限を確認しておきましょう。新生活用品は入居後に分けて買えるため、契約金と引っ越し代を先に用意すると安心です。

初期費用は家賃の何か月分が目安?

部屋の契約金だけなら、2026年度の調査では全国平均で家賃の約3.6か月分でした。家具・家電などを含めた総額は、家賃の約11か月分(619,470円÷56,880円)にあたります。「家賃の5か月分」は契約金の目安としては多め、総額としては少なめです。

敷金・礼金なしの物件は得?

契約時に払うお金は減ります。ただし、退去時のクリーニング代などを契約で定めている場合があります。入居時と退去時の両方の費用を見積書と契約書で比べて決めましょう。

仲介手数料1か月分と言われたら払うしかない?

居住用の部屋で借りる人が承諾していなければ、上限は家賃の0.55か月分(税込)です。1.1か月分を求められたら、承諾の手続きがあったかを不動産会社に確かめてください。

関連記事:フィリピン留学1ヶ月の費用は?大学生向けに部屋別の総額を計算

まとめ:大学生の一人暮らしは約62万円を目安に、新生活用品から見直そう

全国大学生協連の2026年度調査では、下宿生の初期費用は4費目の合計で平均619,470円でした。内訳でいちばん大きいのは新生活用品の329,570円で、入居費用の206,680円が続きます。

  • 地域差は入居費用で大きく、首都圏の合計は689,990円
  • 仲介手数料は、承諾なしなら家賃の0.55か月分(税込)まで
  • 敷金は、普通に暮らしてできた傷みの分は差し引かれないのが原則

まずは家賃を決め、契約金・引越費用・新生活用品の3つで見積もってみましょう。引っ越し代は複数社の見積もりを比べると、相場がつかみやすくなります。最新の料金は各社の見積もりで確認できます。

初めての引越しはここ!
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参考にした公式情報

この記事は、下調べと下書きにAIを使っています。料金や条件は、次の公式ページで確認しました(2026年10月26日時点)。

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